辛かった入院の思い出は、看護師さんの手のぬくもり

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看護師さんの手のぬくもりが私の気持ちを支えてくれました決して楽しい入院期間ではありませんでしたが、
入院していたときのことを思い出す度に、
いつも、担当してくれた看護師さんのことを思い出します。

そのころ私は、仕事での激務がたたって
体調を崩していたにもかかわらず、
仕事を理由に病院へ行くのを先延ばしにしていました。

その結果、症状が悪化し、
救急車で病院に運ばれてしまいました。

その搬送先の病院で、
看護師さんが初めて私に声をかけてくださいましたね。

「ここは病院ですよ。もう大丈夫ですからね」
その言葉に、救われる思いがしました。

診察を受けて、
2回・3回と点滴をしてもらっても吐き気が収まらず、
苦しさと不安な気持ちで
心が押しつぶされそうだった私のそばで、
ずっと手を握って背中をさすってくれましたね。

本当に心強かった。ありがとう。
おぼろげな記憶しかありませんが、
なるべく私の負担にならないよう気遣いながら、
要領よく血圧を測ったり、
採血してくれたことをよく覚えています。

結局そのまま入院することになって、
看護師さんが私の担当になってくれたことを知り、
初めて、しかもたった一人で入院する不安も、
すこし和らぎました。

胃カメラの検査に行くときも、
付き添ってくれましたね。

検査は苦しくて、いい大人なのに涙が出てきましたが、
看護師さんはずっと手を握っていてくれました。

その時、人の手がこんなにも温かいものだと、
初めて知りました。

あれ以来、私も看護師さんの真似をして、
家族が具合が悪くて苦しんでいるときには、
手を握ってそばに付き添うようにしているんですよ。

看護師さんほどうまくできているかは、
分からないけれど。

2週間ほど入院して、
いよいよ退院することになった日。

今までのたくさんのお礼を言おうと思っていたのに、
その日は看護師さんのお休みの日で、
何も伝えることができないまま退院してきてしまいました。

ずっと、伝えたかったんです。
病気を治してくれたのは先生だけれど、
入院していたときのことを思い出すと、
真っ先に看護師さんのことを思い出すことを。

看護師さんにとっては仕事の一環かもしれないけれど、
ところどころ示してくれるさりげない優しさに、
患者はこんなにも救われるのだということを。

そして、ずっと言いたかったんです。
あの時は、本当にありがとうございました、と。

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